メロディック・マイナー・スケールから機械的にダイアトニック・コードを作ると、2番目はマイナー・セブンス・コードができます。しかし、メロディック・マイナー・スケールの第2モードはマイナー・セブンス・コードに対応するスケールとはふつうみなません。それに、このスケールが実際に想定されるような場面を私は知りませんでした。
ところが、先日たまたま、メロディック・マイナー・スケールの第2モードが使われている例を見つけました。ケニー・カークランド作曲の Dienda という曲の26小節目(8〜9小節ごとにセクション記号をABCDと付けると、セクションDの1小節目)にあたる箇所です。
このコードを作曲者がどのように表記したかはわかりませんが、例えば、Gmmaj7/A や A7sus4(♭9, 13)のように表記ができると思います。ベース音からスケールをたどるとメロディック・マイナー・スケールの第2モードということになります。
このスケールは、ドリアン♭2と表すことができます。これについて、私の私的なメモである「ジャズコード辞典」の項目に追加しました。